ニッポンの不思議を英語で

ニッポンの不思議を英語で

英語で説明!外国人が必ず聞いてくるニッポンの不思議88という本を読みました。
著者は、石井隆之さんという方。
近畿大学の先生で、通訳ガイド研究会の会長と書いてある。

まあ、日本には外国人からすると不思議だと思えることが沢山ありそうですよね。
日本人が不思議なのは、「日本人自身が日本人を不思議に思ってるところ」なんて言う方もおりますね。

さて、本の中身をチェックしてみると
「不思議」に関する88の質問に対する英語での回答が書かれているのと、そのトピックの「深堀り」がコメントされています。

まず1番目の質問。

なぜ日本人は赤飯を食べるの?
Why do Japanese eat rice with adzuki beans?

いいじゃないか赤飯食べたって!

君たちだって何でパン食べるの?
と聞き返したくなるような質問ですけど、、、

まあ、こんな質問する人はかなり日本通の人でしょう、だってadzuki beans ですからね。

本文の会話をチェックしましょう。

Why do Japanese cook rice with adzuki beans on auspicious occasions?
なぜお祝いのときに赤飯をたくの?

Red is a lucky color and rice is a sacred food believed to be created by the gods. This is why rice with adzuki beans, Sekihan, is doubly suited to happy occasions.
「赤」という色はめでたい色で、「米」も神様が作ったと言われる神聖なものだから、お祝いに赤いご飯である赤飯は二重にぴったりというわけです。

なかなか上手に答えていますよね。
何度も質問された人ならではの回答ですね。

さて、「深堀り」のところには、

・枕草子(The Pillow Book)に「小豆粥」という赤飯の原形(prototype)が紹介されています。祝儀用になったのは室町時代で、一般庶民のハレの日の食卓に出始めたのは江戸時代後期の事です。

へぇ~、そうなんですか!
だいたい枕草子を The Pillow Book なんて訳している事すら僕は知りませんでした。
枕草子って確か平安時代ですよね。そこでprototypeが生まれたんですね。
広まったのは江戸時代・・・歴史を感じますね。

豆を英語で

最近の日本食ブームで枝豆が世界的に人気になっていますけど、豆についての英語が書かれていますので、参考にしましょう。

外国の人と食事する時の役に立ちそうです。

「小豆」
adzuki bean

小豆は、adzukiと訳されて英語になっているようですね。
小豆の名前の由来は、ウィキペディアによると

「アズキ」の名称の由来については、以下の各説がある。
• アは赤を意味し、ツキ・ズキが溶けることを意味し、他の豆より調理時間が短いことを意味していた。
• 地方用語でアズ・アヅとは崩れやすいという意味であり、そこから煮崩れしやすいアズキと名付けられた。
• 赤粒木(あかつぶき)からアズキとなった
• 平安時代の「本草和名(ホンゾウワミョウ)」には「赤小豆」を阿加阿都岐(アカアツキ)と記述しており、後にアズキとなった。しかしこれではアカアツキのアツキの由来が結局不明のままである。

とあります。いずれにしても日本の古くからある言葉がそのまま英語に使われているようです。

「大豆」
soy bean

soy bean が大豆で 醤油はsoy sauceですけど、soya sauceという人もいるみたいです。

「金時豆」
red kidney bean

red kidney beanというと「赤い腎臓の豆」なんてイメージしてしまうのは僕だけでしょうか?
腎臓結石・・・ちょっと心配っす。

「インゲンマメ」
kidney bean

インゲンマメが kidney:腎臓 の形に似ているから、kidney beanだとすると、インゲン豆を発見する前に人々は腎臓の形を知っていたのでしょうか???

「ソラマメ」
broad bean; horse bean

ソラマメの方が腎臓の形に近いんじゃない?などと思ってしまいますが、、、
たぶん西洋では、ソラマメは腎臓の形を知る前からあったんでしょう???

「エンドウマメ」
green pea

グリーンピースと日本語で言うけど、green pea の複数形 green peas だったんですね。

・・・・
うーん豆の話題だけでも、話は尽きないけど、この本にはもっと興味深い話題もありますよ。
興味ある方は、チェックしてみてはいかがでしょう。

それじゃまた次回!
See you next time!




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