アルコールへの意識改革
年齢と共に、アルコールの悪影響を強く感じるようになってきました。
もう随分長い間 僕はお酒を飲んできたけれど、最近は飲んだ翌日は疲れて体調がよくない感じ。
そろそろお酒の量を減らさないと、日々の生活がもったいない、、、そんな風に思い始めました。
なんと言っても若いころに比べると体力は衰え、なにより残された日々は確実に少なくなってますからね。
どうすれば、アルコールを上手にコントロールできるのだろう?
・・・
禁酒セラピー
アレン・カーという人が書いた
「禁酒セラピー」
という本(原書はAllen Carr’s Easy Way to Control Alcohol)を読んでみました。
アレン・カーによると、
「人は皆、酒を飲み始めるときからすでに洗脳されている」
といいます。
なるほど日本でも
・酒は百薬の長
・子供はジュース、大人はお酒
・お神酒だから
・ストレス解消に
などと言われお酒をすすめられることも多いですよね。
ずっと「お酒は良いものだ、楽しいものだ」と洗脳され続けてきたのかもしれませんね。
その意識を
「酒は破滅という名の毒」
である。
そしてお酒を飲まなければ
・快適で健康・幸福な生活ができる
と考えを変えることが重要と訴えています。
お酒について原書では、
One of the ingenuities of the alcohol trap is to exaggerate the so-called benefits and to underplay the downside. No matter how intelligent, logical or open-minded drinkers might be on other subjects, on the subject of alcohol their minds are closed.
人はお酒の罠にはまってしまうと、お酒のいわゆるよい面ばかりが目に入り、悪い面は見えなくなってしまいます。お酒とは、そういうずるい代物なのです。どんなに知的レベルが高く、偏見のない人でも、ことアルコール問題に関しては心を閉ざしてしまっているのです。
- ingenuity:巧妙な考案、巧みな仕組み、器用にできた物
exaggerate:誇張して言う、大げさに言う
so-called:いわゆる
underplay:控えめに演じる
downside:否定的側面、不都合な点
そしてお酒の罠にかかるのは
「飲酒は誰でもたしなむ社交的な行いで、楽しくて良いこと、自分の意志で飲酒すれば摂取量はコントロールできる」
と信じ込まされているからと述べられています。
確かに僕が育った実家では、祖父と父が二人で毎日晩酌してましたし、大学生のころには父によく酒をすすめられておりました。
飲酒は良いことであると考え続けている間は、それと別れるのはとても辛いことですよね。
その間は、お酒と決別できないという訳です。
でもそれは幻想であり、「酒は毒なんだ」と考えると確かに変わりそうです。
インドでは、飲酒は悪いことと思われてます。
ですから、インド国内では大っぴらにお酒を飲まない人も日本に来るとよく飲むんです。
ということで、この禁酒セラピーを読みながらインドやイスラム系の国でお正月を過ごす・・・なんてどうでしょうか?
意識改革できて、お酒と決別できるかも?
冗談はさておき、お酒について悩んでいるなら一読をおすすめします。
ではまた次回!
See you next time!