初ガツオを英語で

初鰹を英語で

目には青葉 山ほととぎす 初鰹

なんて言いますけど、そんな季節が近づいてきましたね。
いつだったか、外国のお客さんと食事をした時のことですが、カツオのお刺身が出てきました。
鮮度が良く美味しいお刺身に、そのお客さんも
「とてもフレッシュで美味しい」
と関心した様子。

僕は、「日本人として少しはカツオのことを語らなければならない・・・?」という思いから

・カツオは回遊魚で春先に日本の沖合を北上する。これを初ガツオという。

・秋に日本の沖合を南下するものを戻りカツオという。初ガツオに比べ脂がのっている。

といったことを話したけど、ちょっと大変だった記憶が残っています。

初ガツオの季節が近づいてきたので、少しはマシな説明が出来るように調べてみました。

そうそうカツオの前に、外国のお客さんの中には、寿司と刺身の区別がついていない人が結構いるので、英語で説明出来るようにしときましょう。

Diffenというサイトの Sashimi vs. Sushi に以下の英文が記載されています。

Sashimi is thinly sliced raw meat—usually fish, such as salmon or tuna—that is served without rice. Sushi is not raw fish, but rather vinegared rice that is mixed with other ingredients, which may or may not include raw fish. In some countries, the terms “sashimi” and “sushi” may be used interchangeably, but this is incorrect usage.

  • thinly:薄く
    raw:生の
    vinegar:酢
    ingredient:食材
    term:用語
    incorrect usage:間違った使い方

まあ皆さんご存知のように、刺身は生の魚の薄く切ったものですけど、寿司は酢飯に生魚や他の食材を組み合わせた物ですよね。

ここに書いてあるように、
Sushi 寿司と Sashimi 刺身は 同じような言葉としてinterchangeably に入れ替えて使っている国があるようです。

「おいっ君、刺身と寿司は違うんだ!」と、まずは認識してもらいましょう。

回遊魚

さてカツオですけど、回遊魚ですね。
回遊魚は、

a migratory fish

とあります。migratoryは、動詞 migrate 「移動する、移住する」の形容詞です。
海外旅行をするときにおなじみの immigration と近い意味ですけど、、、

英語語義語源辞典によると、

immigrate と emigrate は「移住する」を意味する語であるが、後者が先住地を去って新しい土地に「行く」ということが強調されるのに対し、前者は前の土地から「やって来る」ことにポイントがおかれる。immigrate と emigrate が人だけに用いられるのに対して、 migrate は人以外に鳥や魚などにも使われる語である.

とあります。

魚が季節によって回遊することは、

the action of moving to different waters according to the season

とわかりやすく言う方がいいかも知れません。

「戻りガツオの方が脂がのっている」という時の脂がのっているは?
脂肪 fat やその形容詞 fatty から、
a lot of fat 「脂肪分の多い」
fatty meat 「脂身」
なんて言葉を使って表現すればいいみたいですね。

ところでカツオは英語では何というのでしょうか?
辞書によると、

bonito
skipjack

とか出ています。
でもねぇ、外国の人は魚の区別に対して日本人ほど関心ないんだなぁ
逆に「bonitoってどんな魚?」などと聞かれてしまうかも知れません。

ですから 初鰹 を first bonito of season なんて言うより、Hatsugatsuo と言っておきましょうか。

それでは又!
See you next time!




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