英語で謝る
年末にかけてインドに出張したのであった。
マレーシアのクアラルンプールを経由してインド中南部の街、バンガロールをまずは訪問。
バンガロールは、ワイシャツ一枚ノーネクタイの快適な気温でありました。
その後、チェンナイ(旧マドラスです。昔の教科書にはマドラスとのっていましたねぇ~中年のオジサンにはマドラスの方がピッタリきますね)、
ちょっと北に上ってプネ、
寒い寒いとインドの仲間が言っていたニューデリー、
とってかえしてバンガロールへ戻り、日本に帰ってきました。
はっきり言って、チェンナイやバンガロールといったインド南部の街は、今がベストシーズンだと思いますね。
雨季でないので乾燥し暖かい。
日本に帰ってきてびっくりしました、この寒さ。
ところで、
僕にとってインドは特別に感慨深い国なのです。
なんと言っても十数年前に数か月滞在し、大きな試験設備を納めたことが、英語を学ぶキッカケにもなったし、その後ヨーロッパで仕事をすることができたのもインドでの経験が役に立ったと思っています。
そんな久しぶりのインドですが、懐かしい人たちにも会うことができて、とても嬉しい一時を過ごすことができました。
そのうちの一人、確かあれは十年程前だったと思いますが、僕らの仕事がうまくいかず、初めて英語で謝った、、、その相手の方に久しぶりにお会いました。
予定していた内容の仕事の一部が、道具類が不足していて完了できず、かといってインドで準備するには無理な状況でした。
「こりゃ謝って出直すしかないだろう」と仲間のエンジニア。
誰が謝るの?
・・・
うーん、やっぱり僕なのね・・・
英語で謝るのは初めてでしたが、こう切り出しました。
We have to apologize・・・
「どうして?」
「実は、実施する予定だった一部の仕事が完了できないのです」
・・・・
そんなやりとりをした事を覚えています。
apologize なんて単語を口にしたのは、多分初めてだったんじゃないかな。
でもその時は、こちらの思いを聞き入れてくれて、大きな問題にはなりませんでした。
ビシネスにはミスは付き物ですから、いい謝り方をしたいものです。
いい謝り方やその後のリカバリーで、かえって関係が良くなることもありますからね。
SorryとApologize
初めて英語で謝った人と再会したいい機会ですので、英語での謝り方を調べてみましょう。
「謝る」となるとまず頭に浮かぶのが sorry でしょうが、
誰かが亡くなったことをに対しても
I am sorry to hear that.
なんて言いますよね。
辞書を調べても
I’m sorry to hear that.
それはお気の毒ですね.
なんて出ています。
「それを聞いてごめんなさい」ではないんですね。
sorry
1、すまないと思って、すまなく思って
2、気の毒で、遺憾とする
3、哀れな、惨めな、嘆かわしい、情けない、悲しい
4、残念に思って
やっぱり sorry は悲しい気持ち(sorrow)を表すのでしょう。
ビジネスでは悲しがっている場合じゃない時も多いので、 apologize を使うケースが多いと思いますよ。
辞書を調べましょう。
apologize
謝罪する、謝る、わびる
いい例文を調べてみましょうね。
sincerely を付けて、
We sincerely apologize for the delay.
あるいは会社を代表して
I would like to apologize on behalf of the company for what has happened.
あるいは、apology を使って
I have an apology to make to you—I opened your letter by mistake.
Please accept my sincere apologies for not having been in touch sooner.
ちなみに辞書を調べていたら、こんなコメントが載っていました。
apologize は自動詞なので「人に謝る」の意味には to を用いる
You should apologize to us.You should apologize us.
apologize の使い方を間違えて apologize しないように気をつけましょうね。
という訳で、
それではまた次回!