日野原先生と英文多読
日野原先生が105歳で亡くなりましたね。
年配の人たちには、とてもショッキングなニュースだったことでしょう。
日野原さんが100歳過ぎても現役で頑張っている事実を励みにしていた人たち、あるいは身近な人を励ましていた家族の方たちにとっては、日野原さんにはもっと長生きして欲しかったという思いで一杯だったでしょう。
でも、永遠で無いのが僕たちの命なんですね。
永遠で無いから尊いのでしょう。
さて、僕にとって日野原先生というと、英文多読を思い起こします。
英文多読
英文多読とは、文字通り英文を沢山読むことなのですが、
やさしい英文を沢山読むことで
・英文の順序で英文を理解することができるようになる
・ボキャブラリーが増える
という利点がありますよね。
そのコツは、よく言われるように
・やさしい英文から始める
・辞書は引かない
ところが僕は、長い間やさしい英文を選ぶことが出来なかったんです。
どうしても自分のレベルよりも難しい本を買ってしまう。
これはどういう心理でしょうか?
「自分の評価を自ら下げたくない」
とか
「難しそうな本の方が面白そうだ」
辺りでしょうか???
実際に買ってきた洋書は、難しい単語が多いから、読んでいても面白くないんです。
英文多読の
・面白くなかったら無理せずやめる
なんてコツもあるので、僕の本棚は読んでない洋書が山積み状態でした。
でも何年か前に
「自分のレベルよりやさしい本を読もう!」
と決めたんですが、今度は興味深く読める本が見つからないんです。
まあ、図書館へ行って日本語の本を探しても、吸い込まれるようにして読める本はそんなに多くないですから、英文で面白く読める本を探すのは難しいですよね。
新聞は読むけど、小説はねぇ、、、なんて人もいるでしょう。
そんな頃、
洋書ラダーシリーズの
Living Long, Living Good by Shigeaki Hinohara, MD
を読みました。
そうです。日野原先生の「生き方上手」の簡易英文版ですね。
この本は、途中で投げ出さず興味深く読むことが出来たんです。
良い英文を沢山読むと、間違いなく英語力がつくでしょう。
それが面白ければ、言うことなしですよね。
ということで今回は、Living Long, Living Good の中の印象的な文章を引用してお別れしましょう。
Happiness Comes From Giving, Not From The Fear Of Loss
からの一文。
Take in a big breath and let it out. How good for the body!
In the same way, use your talents for the benefit of others. How good for the heart!
それでは又!
See you next time!