【週末はWebニュースで英会話】
今は昔、僕の時代の中学校での英語の授業はテキストだけであった。
当時の英語の先生達は、どの位英語が話せたのかはわからない。
もちろん英文学とかは詳しく勉強していたんだろうけれど。
でも、例えばロンドンに行った時に“あーでした” とか、 ニューヨークでは“こーでした” なんて話は、当時は聞いたことがなかったように思うのだ。
会話が通じたとか、こんな発音したら間違って通じなかった なんて話は聞かなかった。
僕の場合随分昔だからね。
最近はネイティブの音声をCD等で販売している教材が主流だが、会話を勉強するんだから良い音声はあった方がいいに決まっている。
でもですよ、今はネットで音声・映像が見れるんですよ。それもタダで。 そこで、最近見出したWebを使って勉強する方法は以下のようなのだ。
1、CNN STUDENT NEWS(注1)を見る http://edition.cnn.com/cnn10
2、スクリプトを見て知らない単語を調べる
3、スクリプトを見ながら音読なんかしてみる
4、再度CNN STUDENT NEWSを見る
5、仕上げに次の日(若しくは翌々日)日本語放送版を見てチェックする(国際報道 [CNN Student News] NHK BS1) http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/cnnsn/index.html
これはぜひお勧めしたい。
注1:2017年1月よりCNN STUDENT NEWS は CNN 10 に名前が変わりました。
◎50代から英語をモノにするおススメ教材
巷では英語教材があふれるばかりにありますね。
僕も随分教則本を買いました。
その中で、これはお勧めできると思う物を挙げてみました。
辞書
僕が約10年前に英語を勉強しようと思って最初にしたことは、学生時代から使っていた古い辞書をゴミ箱に捨てた事なんです。
その日のうちに本屋へ辞書を買いに行きました。
その頃すでに電子辞書は流行っていたけど、その時は英語学習をどこまで続けるか分からなかったので、紙の辞書を購入しました。
今はパソコン系で辞書機能はあるし、パソコンやスマホがあれば機能的には必要ないように思いますが、辞書は手元にあった方がいいと思います。
疑問に思った時にすぐ引ける状態にしないと、疑問に思ったことを忘れてしまうんです。
スマホを持っているなら、スマホと紙の辞書、持ってないなら電子辞書と紙の辞書 を使うのがいいと思います。
ちなみに時代遅れの僕はスマホを持っていないので(注2)、電子辞書(ポケットサイズ)を常に身につけています。
僕が最初に購入したこの辞書は、
・英英辞典の入門になるし、日本語の訳もある
・紙が扱いやすい(紙が比較的厚いのでめくりやすい。中高年には重要!)
・文法についても記述がある
と言うことで随分使いました。
英会話学校に通うにも、ラジオ講座で勉強するにも辞書だけは絶対に必要ですよね。
注2:時代遅れな僕も格安スマホを買いました。スマホは絶対に英会話学習に有効だと思います、ハイ。
文法
ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力 (Native speaker series)
中学の頃、英語の授業で文法を習った。
僕のつまづきの始まりは「現在完了」だったように思う。
また、時制に関して勉強して授業が進んできたと思ったら、現在の事を言ってるのに助動詞を過去形で使っている文が出てくるではないか!
仮定法が理解できなかったのね。
このあたりで完全につまづいたのであった。
この本は時制についてよく分かる表現で書かれており、読んだ後すごくスッキリした記憶があります。
文法・特に時制がいまいちしっくり理解できてない方におススメです。
少し英語勉強に熱がこもってきたころに購入しました。
英語で英語の文法を解説しているので、入門用ではないけれど、今も使っています。
英語で書かれた文法書に興味のある方におススメです。
定評のあるものだと思います。
スピーキング
CDブック 1日5分で英語脳をつくる音読ドリル (アスコム英語マスターシリーズ)
教本のターゲットとしてTOEICを考えているものが多いし、実際TOEICの点数を上げるために努力されている方も多いですね。
なので、話すための教材って少ないんですよ。だってTOEICにはスピーキングがないですもんね。
以前NHKのラジオ講座で、「レッツスピーク」とか「徹底トレーニング英会話」という話すことに重点をおいた講座があったが、とても有効だったように思う。
この講座のポイントは、英語を話す筋肉を鍛える的なものだった。
リピーティング・ロールプレイ・オーバーラッピング・シャドウイング等の言い方でとにかく口を動かす内容だ。
その中の基本はやはり音読なんだと思う。
丁度そんな頃、娘が小学生で家で音読(もちろん日本語)してたから、なーんだ僕たちも音読してきてたんだ。と納得して音読をするようになった。(もちろん英語)
この教材は、音読入門にはピッタリで、慣れれば自分の好きな文章で音読するのがいいと思う。
英語の達人級の人でも日課として音読をする人も少なくないそうです。
ぜひ音読で英会話の力を伸ばしましょう。
松竹 寅さんシリーズ 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 [DVD]
僕は、50歳に近い頃に英語を始めたので、もちろん普段の思考は日本語が基になっている。
何か言おうとする過程は日本語的発想です。
ホントのバイリンガルの人、例えば帰国子女の中には、お客さんと日本語で電話で話しているにも関わらず、メモは英語で取っているような人もいるみたいです。
そーでない僕らには、実は日本映画の英語字幕が役に立つんです。
僕は、海外出張するときに飛行機の中で「釣りバカ日誌」の英語字幕を見ながら行くことがあるんですが、そうかこんな言い方するのか!と非常に参考になります。
ところが、「釣りバカ日誌」 日本では英語字幕版は売っていないんですねー。
そんな中「男はつらいよ」の寅さんシリーズは英語字幕がついているのだ!
寅さんのDVDはいろいろ種類があるので、英語字幕の有無を確認して入手しましょう。
寅さんを見ながら英語を学ぶなんて いかにも50代からの英会話ですよね。
リスニングその他
リスニングは、CNN STUDENT NEWSとメルマガ【週末はWebニュースで英会話】で勉強すればよろしい!と言いたいが、この教材は色々な意味で勉強になりました。
まさに大人の英語学習にふさわしいと思います。
ただし、内容はやさしくないので読み物として読み、興味があれば詳しく勉強していくのがいいと思います。
この中のヘレンケラーの言葉に対する考えやキング牧師の演説、チャップリンの映画の演説シーンは僕の英語学習のモチベーションになっています。
発音
CD BOOK バンクーバー 発音の鬼が日本人のためにまとめた ネイティブ発音のコツ33 (アスカカルチャー)
発音に関しては、あまり読みやすいものが無いように思う。
口や舌の形が書かれていて、CDで発音を聞くといった物がほとんどですよね。
その点この本は、もっとカジュアルで読み・聞きやすい。
まずは、この教材から入りその後もっとフォーマルな発音の教材にチャレンジすればいいのでは。
この中のcanとcan’tの違いについて以下のように書かれている
Can you do it?
I can do it.
You can? Or you can’t?
I CAN do it!
Okay that’s fine. I’ll ask someone else to do it.
?No no, I CAN!
I know you can’t. It’s okay.
?
これってありがちですよね。
やっぱり発音大事です。
こちらは、もっとフォーマルな発音の教材だ。
著者の英語に対する真摯な姿勢が伝わってくる。
おススメの発音教材。
その他のツール
Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi 、キャンペーン情報つき
ブログにも書いているが、Kindleは洋書を読むのに役に立つ。
種類も色々あるけど、僕は安い普通のKindleを使っています。
電子辞書の代わりになってこの値段であれは、断然お買い得のように思います。
Wi-Fi環境をお持ちの、スマホを持ってない若しくはスマホで本を読みずらい、老眼が気になりだした、洋書も読みたい、人には絶対的におススメです。
なお、Kindleはネット販売が主で扱う電気屋さんは少ないみたいです。