デブとは何語から来ているか
久しぶりに中国出張しました。
たった3日の北京―天津訪問だったけど、まるで冬に向かって旅したよう。
強い北風が吹き、寒さが近づいてきたのが実感できるのだった。
「そうか冬はこっちにいたのだね」
と思わず呟やきそうであった。
ところで僕は、飛行機に乗ると映画よりもまず機内誌に目を通すんです。
今回はJAL系の飛行機だったので、機内誌は「Skyward」
「Skyward」では、最初に浅田次郎さんのエッセイ「つばさよつばさ」を読むことにしているんです。
読むことにしていると言う位だから、このエッセイも随分長く連載されているんだろうなぁ
さて、今月号の「つばさよつばさ 考える葦」の中に、
・・・ついつい話の流れで「デブ」という言葉の語源に及んだことがあった。
私が“development”の略語説を唱えると、ある編集者は江戸時代の文献にも「でっぷりと肥えた」などの表現はある、と反論した。またある人は、“double chin”すなわち「二重アゴ」だろうと主張した。
などと書かれていた。
double chin だから「ダブㇽチン」「ダブチン」「デブチン」「でぶちん」・・・「デブ」っすかぁ、、、
ちょっと苦しいように思うけど、確かに日本語の中に、いつの間にか溶け込んだ英語、、、そんな言葉がありますよね。
デブの正体は不明だけど、バケツはどうやら basket から来ているらしい。
basket はカゴだけど、バケツは bucket だからこっちが近いようにも思うけど、どうやらbasket が訛ったのが正解のようです。
自分たちはトーゼン日本語だと思っていたけど、語源は英語だったなんて言葉もありますね。
先日、パートナーの外資系企業の方と打ち合わせをして、あるお客さんが完全に競合会社に洗脳されているような事を話したら、その方は本国の幹部に“brainwash” なる言葉を使ってメールしてました。
僕は「直訳かぁ~」なんて思ったけど、調べてみると brainwash がオリジナルで、日本語には元々“洗脳”という言葉はなかったそうな、、、
難しいもんです。
和製英語
そうそう和製英語にも気をつけにゃいかんですね。
マンションなんて、言うとmansion:大邸宅 っていう意味ですからね。
I live in a mansion.
などと僕が言っても、
「あいつ、またホラ吹いてるよ」
と思われるだけですけど、信じてしまわれそうな皆さんは要注意。
辞書にも、
日本でいう「マンション」に相当する英語は apartment
と書いてあります。
他には、「ホチキス」なんてどうですか?
Give me a hotchkiss. なんて言いそうですが、、、
英語だと stapler と言わないと通じない。どうやら“hotchkiss”は会社の名前だったみたい。
「コンセント」も和製英語。正しくは、outlet、plug、あるいは socket。
しかしねぇ、思わず口から飛び出すのが普段使っている言葉ですから、和製英語には要注意ですね。
それじゃまた次回!
See you next time!