Autumn それともFall
日が短くなりました。ちょっと前まで夕方は7時まで明るかったのに、今では6時には日が暮れています。
秋ですね。
若い頃は、秋が好きでしたね。夏の暑さから解放され、なんだか頭がすっきりする気がするし、食事も美味しく食べられるから。
そして、学生時代の秋といえば文化祭がありました。
でも、年齢を重ねるにつれて、秋はちょっと哀しい感じがします。何と言っても日が短くなるのがつらい感じ。そして次第に冬がやって来る。何か終わりが近づいてくるような気持ちになってしまう。
とはいえ、つらい冬が終われば、春がめぐってきます。先の事を不安がっている場合じゃないのかも知れません。秋はやはりいい季節なのでしょうから、それを楽しむべきでしょうね。
さて、英語で秋と言うと autumn ですね。でも fall ともいう。
どんな区別だったか僕は忘れていましたが、調べてみるとイギリスでは autumn アメリカでは、 fall が使われています。
もともとは、秋を表す言葉は fall だったようです。ですから、17世紀にアメリカに移住したイギリス人によって持ち込まれた秋という言葉は fall でした。
しかし、その後イギリスでは、秋を autumn と言うように変わってきた。でもアメリカでは、 fall を秋を表す言葉として使い続けた。
なので、イギリスの人からすると、 fall を秋の意味でつかうと、古風な感じがするらしいのです。
grammarist.comという英語のサイトによると、
http://grammarist.com/usage/autumn-fall/
Autumn vs. fall
Fall and autumn are both accepted and widely used terms for the season that comes between summer and winter. Some who consider British English the only true English regard fall as an American barbarism, but this attitude is not well founded. Fall is in fact an old term for the season, originating in English in the 16th century or earlier.
- term:用語、言い方
regard:みなす、考える
barbarism:野蛮さ、誤った言語用法
attitude:態度
well founded:根拠の確かな、事実に基づいた - fall と autumn は、共に夏と冬の間の季節の言葉として受け入れられ、広く使用されてきた言葉なのだ。イギリスの英語だけが本当の英語と考える連中は、fallをアメリカの間違った言葉使いとみなすが、根拠からすると正しくないね。
fallは実際、古い秋を表す16世紀もしくはその前に使われたイギリス起源の言葉なのだ。
とあります。
ところで、僕たち日本人が使っている漢字に関しても、中国がオリジナルだけど、今は中国の方が略字が進んでいて、「日本の方が古い漢字を使っているんだよ」と中国人の同僚から聞いたことがあります。
言葉はまさしく生きている という感じですね。
さて、秋と言えば「読書の秋」でしょうか?
それとも「スポーツの秋」?
でもやっぱり「食欲の秋」ですよね。
とはいえ、食べ過ぎ飲み過ぎにご注意くださいね。
それでは、また!
See you next time!