asの使い方
以前にも書いたけど、英語を流暢に話す人は比較の表現が上手だと思います。
比較の表現でも色々ありますが、as well as ~とか、as far as ~なんて言い回しをさりげなく使ったりすると、なかなかスマートに話している感じがしますね。
ところが、このasは比較だけでなく色々な使われ方をするので、基本的な言葉なのに身につかないというか、、、いまいち正体がつかめないというか、、、使いこなすのが難しいと思いませんか?
英語学習者用の辞書として定評のある、ジーニアス英和辞典 のasを見てみると、
1[時]・・・する時(に)
As I entered the room, they applauded.
私が部屋に入っていった時、彼らは拍手をした
2[比較]・・・するにつれて
As the sun rose, the fog dispersed.
太陽がのぼるにつれて霧が晴れた
3a[様態](・・・する)ように
Do as I say, not as I do.
私がやる通りでなく言う通りにしなさい
b[対照]・・・であるが
Men usually like wrestling, as women do not.
女性はレスリングを好まないが、男性はふつう好きだ
4[理由]・・・なので
As I didn’t have any stamps, I couldn’t mail the letter.
切手がなかったので、手紙を出すことができなかった
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(まだまだ続く)
・・・・なんか使い方がたくさんあって、どう覚えれば良いのかいまいちスッキリしませんね。
asは「程度や度合いが同じ」
じゃあ英英辞典での説明は?
英和辞書と同じように色々なasの使い方の説明をしているのも(特に学習者用の辞書では)あるけれど、
中にはとってもシンプルに
to the same degree ;
とだけ記載している物があるんです。
degreeは、“ 程度、度合い、レベル ”だから「程度や度合いが同じ」という事。
これを理解すると、
ジーニアス英和辞典のwhenとasの使い分けの記述
asは2つの出来事をほぼ同時に生じたものとして表現するので、次のように2つの出来事が独立性を持つ場合、whenはasと交換できない:
I’ll call you when I’ve finished the work.
仕事を終えたらお電話しますWhen I arrived at the station, the train had already left.
駅に着いたら列車はもう出てしまっていた。
独立性なんて言ってますけど、「同時あるいは同じじゃない場合はasは使えない」と考えると理解できますよね。
またas well as もひと塊で覚えるのではなく、asのイメージである“ to the same degree :同じ (同等・同時・同レベル) “ で考えた方が使いやすくなりますよね。
そうすれば、as wellだけで使っても違和感なしですよね。
ということでasを含んだフレーズ
As far as I know, ~
私の知っている限りでは
As a Japanese engineer, ~
日本の技術者として
My wife earns three times as much as I do.
妻は僕の三倍稼ぐ
等をさりげなくスマートに使ってみたいと思います。
こういうフレーズを口にしているうちに
You are so kind … as well as gorgeous.
などと言って、いつの日か美女を口説くことができるようになるのでしょうか?
ということで又次回!
See you next time!