イギリス英語とアメリカ英語
秋を表す単語として、イギリスではAutumnアメリカではFallが使われる話を2回にわたって書きました。
そういえば、以前アメリカ担当の営業マンとインドに行った時のことです。
彼は、インドは初めてだったのだけれど、インドの国内線の飛行機に乗る為、セキュリティーチェックを受ける列に二人並んでおりました。
でも、どこでもいるんですね~
ちゃっかり列に横入りする輩が、、、
その時は結構混んでいて、待たされていることにイラついたインド人のオジサンが、文句を言いだしました。
「列にならべ!」と言っているのは離れていてもジェスチャーでわかります。
そしてしきりに、
「キュー」という単語が聞こえてきました。
それを聞いた同僚が、
「queueってもしかして列の事なのかな?」
「アメリカじゃ列はlineですよね。」
としきりに気にしております。
僕はそれより、文句を言ってるオジサンを心情的には応援して、
「オヤジやれやれ~!」
と思っていたので、単語の事はさして気になりませんでした、、、
ケンカをはやし立てるより、英単語を気にしなきゃいけませんねぇ~ スミマセン。
調べましたよ。
インドはその昔イギリスに統治されていたので、イギリス英語の単語を使うんですね。
列は、
〈順番を待つ列〉 a line ; 《主に英国で用いられる》 a queue
そして列に割り込むことを、ケンブリッジ英英和辞典では、
jump the queue
to move in front of people who have been waiting for something than you
と説明しております。
という事は、怒ったインド人のオジサンは、
Don’t jump the queue!
とでも言ってたんでしょう。
確かにイギリスとアメリカで言葉が違う場合がありますね。
ケンブリッジ英英和辞典では、
UK and US English
の項があり、
Although English in the UK and the US is very similar, there are a lot of difference in vocabulary, spelling, grammar, and pronunciation.
と書かれて問題があります。
さて、問題です。
The words on the left are UK English. Match each one with a US word from the list on the right.
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- 左側に書かれたイギリス英語と、右に書かれたアメリカ英語の意味の同じものを、組み合わせなさい。
あるじゃないですか queue とlineが!
という事で、回答とついでに意味も調べておきました。
1. aubergine | d. eggplant | なす |
2. wardrobe | e. closet | 洋服だんす |
3. lift | a. elevator | エレベーター |
4. windscreen | c. windshield | (フロントガラスの)ワイパー |
5. queue | f. line | 列 |
6. lorry | b. truck | 大型トラック |
僕はハッキリ言って、aubergine は聞いたことも使った事もありません。
aubergineを調べると、何故かオーベルジーヌなる欧風カレー店のサイトが出てきました。
茄子カレーが出てくるのだろうか・・・
あるいは、店の名前だけが、ナスなのか、、、
日本語で書くと
欧州カレー 茄子
そんな感じなのでしょうか???
まあ茄子というのは、歴史的に高級食材として扱われていたという説もあるので、良いかも知れませんけど。
でも茄子の起源もどうやらインドらしい・・・
という事で、インドで列に割り込まれたら
列に割り込むなよ!
Don’t jump the queue!
アメリカだったら
Don’t cut in line!
と言ってみましょう。
・・・・言えないんだな これが、、、
と言うことで、また次回!
See you next time!