ケネディの宇宙開発の演説

C360_2016-04-10-15-17-05-578

メルマガ 週末はWebニュースで英会話

僕のメルマガ 週末はWebニュースで英会話 は、CNN STUDENT NEWSの話題を取り上げているんですが、先日は宇宙飛行開発のニュースを取り上げました。

Restrains on a Mars Missionというトピックでしたが、
火星への宇宙飛行開発に一番欠けているのは、
信念 the will

熱意 enthusiasm
だとニュースの中で語られていました。

それは、何と比較して信念や熱意が足りないかというと、あのケネディ大統領時代の月へのアポロ計画と比べてなんですね。
国民全体がその熱意 enthusiasmを共有していたんでしょう。だからある意味 絶対無理と思えた目標を達成できた。
もちろん、時代背景が今とは違うので単純には比べられないけど、いずれにしてもケネディ大統領のリーダーとしての卓越したメッセージ力は、見習うべきところがたくさんあるんじゃないかな。

ということで、メルマガに続きケネディ大統領の演説をチェックしてみたいと思います。

ライス大学でケネディが行った演説

宇宙開発の国家目標について、ライス大学でケネディが行った演説から引用します。

We choose to go to the moon. We choose to go to the moon in this decade and do the other things, not because they are easy, but because they are hard, because that goal will serve to organize and measure the best of our energies and skills, because that challenge is one that we are willing to accept, one we are unwilling to postpone, and one which we intend to win, and the others, too.

  • decade:10年間
    serve to ~:~するのに役に立つ
    organize:組織する
    measure:測る、評価する
    postpone:延期する
    intend to ~:~するつもりである

我々は、月に行くことを決めました。我々は、今後10年以内に月に行き、そしてさらなる取り組みを行うことを決めたのは、それが容易だからではありません。それが困難だからです。この目標が、我々のもつ最高の行動力や技術を集結し、それがどれ程かを量るのに役立つからです。その挑戦こそ、我々が受けて立つことを望み、先延ばしすることを望まないものだからなのです。そして、これこそが、我々が勝ち取ろうとするものであり、我々以外にとっても同じものなのです。

ケネディ大統領は、大統領就任演説の中でも
「自由の最大の危機の時に、自由を守る役割をさずけられた世代」として

I do not shrink from this responsibility – I welcome it.
私はこの責務に対し、ひるんでいません ― むしろ歓迎するものであります。

と力強く語っています。

普通だと、困難なことに向き合うと「だめだこりゃ~」とぼやいてオシマイなんですが、、、
「困難だからチャレンジしがいがある」と言い切ることがリーダーとしてとても大切なんですね。
だからこそ「成功させるという信念や熱意が皆に伝わり、不可能と思えた目標を達成することができた」
という事なんでしょう。

引用した部分はほんの一部ですが、このライス大学でケネディが行った演説は、以下のサイトで英文や映像を見る事ができます。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

John F. Kennedy Moon Speech – Rice Stadium

JFK – We choose to go to the Moon, full length







Pocket