英語のスピーチ実践
無事英語のスピーチを終え、欧州から帰国しました。
・・・スピーチの出来具合ですか?
まあ、無事にできました。
何人の方からお世辞とはいえ、
「素晴らしいスピーチでしたね」
「Wonderful speech」
などと褒めてもらえて、単純に気をよくしております。
今回のセレモニーでは、僕以外に2人のスピーカーが日本人、1人が現地の方(ドイツ人)、司会も現地の方(たぶんドイツ人)で、全員が英語でスピーチをおこないました。
英語のスピーチの作成手順
ところで、英語のプレゼンやスピーチを考える際に、皆さんはどんな風に作成されますか?
僕の手順はこうです。
1、 日本語でスピーチを考える
2、 日本語スピーチの中で、英語のスタイルに合わない部分を修正する
3、 グーグル翻訳等のアプリで英文に変える
4、 翻訳した英文を読んで意味が通じないところを修正する
5、 自分で話してみて、話しづらいところやニュアンスが伝わりにくい部分を修正する
6、 コロケーションに誤りないか辞書を使って修正する
7、 英文を暗唱する
8、 暗唱したスピーチを声に出して録音して聞いてみる
日本特有の言い回しをさける
2の「日本語のスピーチの中で、英語のスタイルに合わない部分を修正する」というのは、例えば、
「僭越ですが、ご指名ですので、、、」
のような言い回しは西洋流ではないので、
「この様な機会は、光栄でありとても嬉しい、、、」
と予め日本語を修正します。
何と言っても日本語は、「謝る」文化ですけど西洋流は「感謝する」文化ですからね。
翻訳アプリを上手に使う
3の「グーグル翻訳等のアプリで英文に変える」
ですが、英語が堪能な方はいきなり英文に変えてもいいでしょうが、僕は翻訳機能を使います。
何と言っても最近の翻訳アプリの精度は以前に比べて上がってきていますからね。
コツは文章を短くして翻訳することですね。
コロケーション
意外に大事なのは、6の「コロケーションに誤りないか辞書を使って修正する」のように思います。
コロケーションというのは、英英辞典によると
collocation
a combination of words in a language
とあるように、日本語でいうと「単語の自然な結びつき」といったところでしょうか。
何気なく使った形容詞が、その名詞に合っているのか?
をCollocations Dictionary を使って確認するといいですよね。
例えば、最新技術と言いたい場合 technology を Longman Collocations Dictionary で引いてみると
modern technology
や
new technology
の他に
the latest technology(=the most modern technology )
The plane is equipped with the latest technology.cutting-edge technology(=extremely advanced )
The plane uses cutting-edge technology which makes it invisible to radar.
などと例文付きで書かれております。
単純な僕は、「最新技術は cutting-edge technology と 表現しよう」となる訳ですな。
さて、そんな風にして作った原稿を覚えるのが大変ですが、実はここがポイントですね。
その理由は、原稿を持ってステージに上がっても、老眼オヤジには暗くて見えないんですね。
ですから、
行きの飛行機の中ではワイン片手に洋画を見てる場合ではないので~す。
ひたすら暗記に徹すれば、ヨーロッパは近いもんです。
暗記したら、スマホに録音して、自分の恥ずかしい英語を聞いてみましょう。
やっぱりもっと練習する気になりますね、、、僕の場合は。
でも考えてみると、スピーチをするのは英語力向上に役立ちますよね、、、
皆さんもぜひ英語のスピーチを頼まれたら、前向きにトライしたらいかがでしょうか?
それではまた
See you next time!