Nasty woman
アメリカ大統領選の第三回のテレビ討論会が先日行われました。
討論会、英語だとdebateですね。
そのdebateで、ドナルド・トランプさん(共和党候補)がヒラリー・クリントンさん(民主党候補)に向かって「Such a nasty woman」と呟いたことが大きな話題になっているようです。
「Nasty woman」を多くの日本のメディアは、「いやな女」・「なんていやな女だ」・「ムカつく女だ」なんて言っております。
だけど、nasty みたいな単語、、、あまり良いイメージでない言葉は、ネイティブでない僕らには あまり身近でないのでちょっと辞書で調べてみましょう。
1、〈行動・発言などが〉意地の悪い、たちの悪い
2、〈味が〉ひどくまずい、〈におい・外見などが〉すごくいやな
なんて出ています。
英語語義語源辞典では、
・気分が悪くなるほどにいやな、不快な
/本来は吐き気を催させるほど汚いの意で、それが広がり上記の意味となった…
とあります。
まあ、僕のような日本人が外国に行って、オンナの人に面と向かって「Such a nasty woman」なんて発言する可能性は、ほぼ無いに等しいですねぇ
酔っぱらっていると危ないかも知れませんが、、、
まあNastyを使うとしたら「いやな臭い: a nasty smell」位でしょうか?
さて、英語の記事ではどんな風に取り上げているのでしょう?
BBCのサイトに
Presidential debate: ‘Nasty woman’ insult embraced by Clinton’s female fans
- insult:侮辱、無礼な言動
embrace:受け入れる
なる記事が載っています。
ちょっと中身をチェックして見ましょう。
It has become clear from polling that Donald Trump is struggling with female voters, and his problems weren’t likely to have been helped by a comment during Wednesday’s debate.
- struggle:もがく, あがく
be likely to:しそうである - ドナルド・トランプ氏が女性有権者に苦戦している事が調査により明らかになってきた。
これは、水曜日に行われた討論会での発言が影響していると言えそうだ。
Hillary Clinton was explaining her plans to raise taxes on the wealthy when she pointedly referred to Trump’s possible tax avoidance: “My social security payroll contribution will go up, as will Donald’s, assuming he can’t figure out how to get out of it.”
- pointedly:あてつけがましく、あからさまに
tax avoidance:合法的な税金逃れ、節税
social security:社会保障制度
assume:仮定して - ヒラリー・クリントン氏が裕福層の税金を引き上げるという政策計画を説明していました。
辛辣にトランプ氏の税金逃れの可能性を言及しました。
「社会保障制度への私の負担は増えるでしょう。ドナルドも同じでしょう。もし節税方法を見つけられないならば」
Trump’s retort? “Such a nasty woman.”
- retort:言い返す
- そこにトランプ氏は「Such a nasty woman」と言い返したのです。
It quickly became one of the defining quotes of the night on social media.
- この発言は、すぐにソーシャルメディアでは、この夜の象徴的な引用句のひとつとなりました。
うーん。この発言は、危険ですね。
この発言がトランプさんの致命傷になるような気がします。
ところでこの「nasty woman」ですけど、アメリカではもうすでにロゴTシャツを売ってるんですね~
ハートの中にNasty Womanと書かれたTシャツが25$
MAKE AMERICA NASTY AGAINと書かれた野球帽が25$
Nasty Womanと書いてあるワイングラスが10$
この商品化のスピードは凄いとしか言いよう無し、この機会にぜひあなたも記念に1ついかがですか?
それじゃ!
See you next time!
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