永遠の王 The Once and Future King のマーリンの言葉

永遠の王 The Once and Future Kingのマーリンの言葉

僕もとうとう60代に突入してしまいました。
時の流れるのは本当に早いもの。

「50代から学ぶ英会話」も「60代からボヤク英会話」にサイト名称変更すべきだろうか、、、
「いやいやまだまだ」と言う気持ちでサイト名はそのままにしておきましょう。

と言いながらも、これからの人生を考える節目の歳になりました。

そんな訳で僕の部屋の片隅に置きっぱなしにされた、「自分のための人生」なる本の題名が気になり本をペラペラとめくってみたんです。

本の間に挟まれたてあった紙切れを見ると、平成4年の領収書、、、
そうかこの本を以前読んだのは、26年前なのか、、、
とは言え中身は全く覚えておらんとです。

もう一度読み返してみて印象に残ったのは、「人生は学びの連続」の部分です。

引用してみましょう。

何かを学ぶことについて、マーリン(訳注・アーサー王を助けたりっぱな魔法使い)が語った言葉を思い出してみよう。

悲しい気分のときに一番ふさわしいのは、それは何かを学ぶことだよ。学ぶこと―――それだけが唯一、駄目になることを知らぬものなのだ。
お前は年をとり、骸骨のようになってふるえるかもしれない。乱れた脈の音を聞きながら眠れぬ夜を過ごすかもしれない。愛するただ一人の人を恋しく思うかもしれない。自分の住む世界が邪悪な狂人たちの手で荒らされるのを目の当たりにし、自分の名誉があさましい心根の連中にふみにじられるかもしれない。
そんなときにできることはただ一つしかない。学ぶことだ。どうして世界が動いていくのか、何が世界を動かすのかを学ぶのだ。精神が倦むこともなく、仲たがいすることもなく、苦しめられず、恐れも疑いもせず、後悔など想像もしない。学ぶとはそういうものなのだ。

このマーリンの語った言葉ですが、ウィキペディアを調べてみると

永遠の王

『永遠の王』(えいえんのおう、英語: The Once and Future King)は、イギリスの作家テレンス・ハンベリー・ホワイトによるアーサー王伝説を題材にしたファンタジー小説。

とあり、その中の言葉らしい。
このサイトは英語を学ぶサイトだから、英文も引用してみましょう。

The Once and Future King (The Once and Future King #1-4)

The best thing for being sad,” replied Merlin, beginning to puff and blow, “is to learn something. That’s the only thing that never fails. You may grow old and trembling in your anatomies, you may lie awake at night listening to the disorder of your veins, you may miss your only love, you may see the world about you devastated by evil lunatics, or know your honour trampled in the sewers of baser minds. There is only one thing for it then — to learn. Learn why the world wags and what wags it. That is the only thing which the mind can never exhaust, never alienate, never be tortured by, never fear or distrust, and never dream of regretting. Learning is the only thing for you. Look what a lot of things there are to learn.

  • puff and blow:あえぐ
    anatomy:人体
    disorder:不調、障害
    lunatic:狂人
    trample:踏みつける、 踏みにじる
    sewer:下水管、努力またはお金が失われる不運
    baser minds:卑しい心の人たち
    wag:振る、振り動かす
    alienate:遠ざける、不和にする
    torture:拷問にかける、非常な苦痛を与える

英文はここまでしか調べられなかったけど、日本文は以下の様に続くのだ。

 

学ぶことこそお前にふさわしい。見るがいい。学ぶべきことがどんなにたくさんあるか。
唯一の純粋さがそこにはある。

一生かけて天文学を、三生かけて博物学を、六生かけて文学を学ぶがよい。そうやって百万生を費やして生物学、医学、神学、地理学、歴史学、経済学などの学問を学んだ後に、ようやく荷馬車の車輪をそれにふさわしい木材で作る作業にとりかかればよい。フェンシングで相手を倒すことを学ぶようになるまで、さらに五十年、学びつづけるがよい。そして、耕し方を学ぶときがくるまで、もう一度数学の勉強をはじめることだ。

さすがに、時を超越している魔法使いマーリンの言葉ですねぇ
学びに時間は関係ないのでしょう。

それじゃ皆さんせめて二生をかけて英語を学びますか・・・

それではまた
See you next time!




Pocket