中高年からの英会話 英語の学び方(2)

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教養を身につける

前にNHKのラジオ講座で英会話を学ぶのがおススメと書きました。
フリーのジャーナリストとして大活躍しているあの池上彰さんも、NHKのラジオ講座で英語を勉強していたと聞いたことがあります。

池上さんは、日本人の特徴として、“ 海外での立食パーティーなどでうまくコミュニケーションできない ” 点をCNN english express 2014年10月号のインタビューの中で以下のように語っています。

それは英語が話せないのではなく、そもそも話すべき内容を持っていないだけなのです。たとえば海外の人と話をしていると、よく日本の文学について尋ねられます。「源氏物語」についてだったり、なぜ歌舞伎には男性しか出てこないのか、能や狂言とはどういうものなのかといった質問に対して、きちんと答えられない人が多い。なぜなら、そういうことについて学んでいないからですね。英語教育のせいにしているけれどもそうではない。教養が無いだけなのです。

確かにおっしゃる通り、申し訳ございません。と教養の無い僕はすぐに謝ってしまうけれど、まあ簡単な英語をしゃべれるようになるよりも 教養を身につける方が大変じゃないのかな。

でもちょっと待ってください。僕たちにとって海外での立食パーティーでコミュニケーションを取るのは、かなりの上級レベルと考えた方がいいのではないですか?

だってこれはアウエーだからどんな質問が飛んでくるか見当もつかない、こんな状況の中で日本に関係する色々なことを、上手に英語で説明出来たらスゴイ事ですよね。

じゃあまずは、日本に来た外人さんと日本の話題について語る状況を考えてみたらいいと思うんです。
和食を食べながら、その料理はどういう料理の仕方なのか、素材は何か、その料理にまつわるエピソードは何か等を調べて英語で話せるようにする。
あるいは、郷土の景勝地の歴史などを調べて英語で説明できるようにしておく。

そうすれば、2020年の東京オリンピックで日本に来た外人さんと多少なりともコミュニケーションできるのではないでしょうか。
2020年の東京オリンピック会場で、外人さんと日本のことについて、にこやかに話せている自分をイメージして頑張るしかありませんよね。

CNN english express (イングリッシュ・エクスプレス) 2014年 10月号 [雑誌]







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