映画の学習法 50代からの英会話学習

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映画を利用して英語を学ぶ

「映画を利用して英語を学ぶ」のは有効だと思う。最近のDVDは字幕の選択もできるので、色々な使い方をして英語力アップに利用すべきだろう。
そこで大切なのは、好きなシーンをしっかり見る・聞くことだと思う。
そう!好きなシーンが大切で、好きだから繰り返し見ることもできるのだ。
会話が素敵なものがいいのは、まあ、英会話学習としては当然ですね。

僕の場合、一番同じシーンを見た映画といえば、“チャップリンの殺人狂時代” Monsieur Verdoux だ。
この映画は、長年勤めていた銀行を首になったチャップリンが 金持ちの中年婦人を殺して、体の不自由な(invalidな)自分の妻と子供のために生きていくが、妻と子供を失ったチャップリンは最後に死刑にされるという内容だ。

その中で、刑務所から出てきたばかりの若く美しい女性に、毒入りワインを飲ませようとするシーンがある。

チャップリンは、刑務所から出てきて絶望の最中にいるであろうと思われるその彼女に人生について問いかけると、意外にもその美しい女性は、

Yet life is wonderful.
What’s wonderful about?
Everything, spring morning, summer’s night, music, art, love

と答える。

そしてチャップリンは、彼女には体が不自由な夫がいたが、牢獄中に死んでしまったことを知る。

He was wounded in the war, an invalid.
An invalid.
That’s why I loved him. He needed me, depended on me.
He was like a child.
But he was more than a child to me. He was a religion.
My very breath.
I’d have killed for him.

Invalid な夫がいた彼女のことを自分と同じ境遇だと思ったチャップリンは、

Pardon me.
I believe there’s a little cork in that wine.
Let me get you another glass.

と言い毒入りワインを普通のワインに取り換え、そして彼女のために金を渡して帰すのであった。

何という素敵なシーンだろう。ここの場面を僕は何回見たんだろう。

このシーンの中でも、普段の会話に役に立つセリフも沢山あると思う。
ぜひ素敵な映画のシーンで英会話のレベルアップをしましょう。

殺人狂時代 コレクターズ・エディション [DVD]







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