50代から学ぶ英会話

吉田松陰と学び

吉田松陰と学び

先日、家族と萩を旅行してきました。

萩焼の茶碗を買ったり、秋芳洞を見たり、温泉に浸かったりと、なかなか良かったですよ。

帰宅する最終日には、吉田松陰を祀っている松陰神社に行ったんです。

吉田松陰といえば、幕末の志士たちの先生として知られていますよね。

その松陰神社には、学びの道というのがあって、吉田松陰の言葉が書かれたポールが立っているんですが、とても興味深く散策することが出来ました。

松陰先生の言葉には、「志」が沢山出てくるように思いますが、何事も志、、、今風に言えば、「信念」「目標」が大切ですよね。

年も改まった事だし、新年の抱負や決意表明をする機会もあるかも知れません。

吉田松陰の言葉をチェックしてみましょう。

志専らならずんば、業盛なること能はず。

大体僕には、読めんのだよね、、、

調べてみましたよ。

志専(こころざしもっぱ)らならずんば、業盛(ぎょうさかん)なること能(あた)はず。

英語だとこんな文。

If your resolve is not completely set, you cannot prosper in your work.

英語の方が分かりやすいかも?

志 KOKOROZASHI 混迷の時代 道をひらく言葉 久恒啓一著によれば、

さまざまな誘惑に耐え、一事に専念し、他を省みない。

その決断と勇気が時代の空気を切り裂いていく。

それが一業をなすための必要条件である。

とありますね。

何事も専念しなきゃいけませんね。

一方で、専念することの難しさも語っております。

死して後已むの四字は言簡にして義該し。

うーん、、、又しても読めん、、、

死(し)して後已(のちや)むの四字は言簡(げんかん)にして義該(ぎひろ)し。

 “Shi Shite Nochi Yamu (never give up until death)” are short words, but have a very far meaning.

志 学びの道 松陰先生語録の解説によると

死ぬまで努力を惜しまないという

「死而後己」(死してのちやむ)の四字は、

言葉は簡単であるが、意味は広く深い。

とあります。

確かに Never give up until death. は大変ですよね。

さて吉田松陰先生がこの言葉を残したのは、26歳。

なんと成熟していたのでしょう!

50代から学ぶ現代の僕たちは、「なんと幼いのか?」と松陰先生に思われてしまいそうですね。

最後は松陰先生のこの言葉で締めましょう。

今日よりぞ幼心を打ち捨てて

人と成りにし道を踏めかし

それではまた次回!

See you next time!