Farther or further

Farther or further

先日、勤めている会社の避難訓練があった。
我々の事務所は、比較的高層のビルの一角で、多くの会社の事務所が混在しているのだ。

ビルの管理会社主催のこの避難訓練、日本語の館内放送から始まった。

「避難訓練。避難訓練」

まあこれはフツーの放送ですね。

ところが時代は確実に変化してきておりますね。
続いて、

「This is a fire drill」

ときたもんだ。
うーん確かにビルの中に外人さんもいるかもしれない、、、

高層階で火災が発生したので、ビルから避難するという訓練なのだが、

「詳細の情報は・・・」

の所で英語では、

「ファーザー information・・・」

とアナウンス。

僕には、farther なのか further 聞き取れなかったけれど、辞書を調べると

further information
(さらに)詳しい情報

とあるから、further information とアナウンスしたのでしょう。

それを調べているうちに、映画のワンシーンを思い出した。

小説家を見つけたら

ショーン・コネリーが小説家を演じ、プロバスケットバール選手を目指す高校生ジャマールとの交流を描く映画なのだ。
ご覧になった方も多いと思うが、その中で高校生のジャマールが、ジャマールを快く思っていない教師の授業の中で、こんなやり取りがある。

Perhaps your skills do extend a bit farther than basketball.

と先生から嫌味を言われたジャマールが、先生に向かって

You said my skills extend “farther” than the basketball court.
“Farther” relates to distance.
“Further” is a definition of degree.
You should have said “further.”

と言い放っております。
farther は距離について、further は程度について使う・・・
いいですねぇ 明確ですね。

それだけじゃなく、「言うべきだった」を
「should have said」 と使えばいいのが分かりますね。

映画を見ると英語の授業を受けているのと同じですね。
映画ってホントに英語学習にいいですね。

ところで、この部分日本語字幕は苦労して意訳されております。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

という訳で、
それではまた次回、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!




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