50代から学ぶ英会話

ノーベル文学賞 カズオ・イシグロさん

ノーベル文学賞 カズオ・イシグロさん

ノーベル文学賞が、カズオ・イシグロさんに決まりましたね。
僕は、実はイシグロさんの作品が好きなんです。
「わたしを離さないで」は、本屋で立ち読みしてそのまま購入し、その日の内に読んでしまった数少ない本の一冊なんです。

「日の名残り」や「わたしたちが孤児だったころ」を読むと何となく
“ 背景の色合い ” というか “ 独特のムード ” が感じられるんですね。
ちょっと切なく、悲しいムードが物語全体を包んでいる感じ・・・

物語を綴っていき、その中に独特の色合いを醸し出せる作家って本当に数少ないんじゃないかなと思います。

イシグロさんの「わたしを離さないで」の原題は「Never Let Me Go」だけど、この作品発表前に「Never Let Me Go」という題名の曲が入っているジャズピアニストの大西順子さんのCDを、村上春樹さんがイシグロさんに送ったというエピソードを聞いたことがあります。
大西順子さんのCDも楽しみたいですね。

ところで、
「イシグロさんの本は当然原書で読んだんだよね?」
と訊かれそうですが、、、

(以前イギリス人の英会話の先生とカズオ・イシグロの話題になった時に実際に僕は訊かれました・・・)

スミマセン日本語訳本しか読んでません。

Reading in autumn

季節も秋ですからね、英語で言うと

There’s nothing better than reading in the long autumn nights.
秋の夜長は読書にまさるものはありません。

ですから、ぜひこの機会に原書にトライしてみたいと思います。

さて、読書に関するいい言葉としては、ヘンリー・ディヴィット・ソローのこんな名言はいかがでしょうか?

How many a man has dated a new era in his life from the reading of a book. The book exists for us perchance which will explain our miracles and reveal new ones.

どれほど多くの人びとが、一冊の本を読むことで人生のあらたな時期を拓くことができただろうか。そういった本は、われわれの身に起きた奇跡を解明し、あらたな奇跡をあらわすために存在しているのだろう。

Books are the treasured wealth of the world and the fit inheritance of generations and nations.

書物は世界の大切な富であり、国家にとっても、人類にとっても、世代を経て継承するに値するものである。

Books must be read as deliberately and reservedly as they were written.

書物は、それが書かれたときとおなじように思慮深く、また注意深く読まれなくてはならない。

秋の夜長を洋書で楽しみましょうか、、、

それじゃまた次回!
See you next time!