50代から学ぶ英会話

花見を英語で

花見を英語で

今年の花見は随分遅かったですね。ようやく関東では花見シーズンがやってきたという感じ。
さて、日本でこう話しているかぎり、花見とは「桜を見て楽しむ」ことであり、それが日本人の共通認識です。

「今度の週末 花見に行こう」と友人に話す時、
「何の花を見に行くの?」と聞かれることは、まずありません。
ですから、日本人にとって花は桜なんですね。

外国の人にとっては、桜は特別な花ではないでしょう。
ですから、海外のお友達に
「今度の週末 花見に行こう」と
Let’s go on a picnic and enjoy viewing blossoms this week end.

などと花見に誘っても、
何の花を見に行くのか?梅の花?コブシ?リンゴの花?
等々、、、質問されるかも知れませんね。

ここでは何かビシッと「日本人にとって花といえば桜のことなんだ」と話したいもんです。

NHK テレビ Trad Japan (トラッドジャパン) の桜の部分をチェックしてみました。
外国の人に桜・花見を説明する時に、役に立ちそうな表現がありましたよ。
ちょっと引用してみましょう。

桜は日本の国花とも言われます。
花と聞けば、日本人の多くは桜を思い浮かべます。

The cherry blossom is regarded as an iconic flower of Japan.
And, in fact, for many Japanese, it’s synonymous with the word ‘flower’.

ここで桜の花の事を、 cherry blossom と言ってますが、

blossom
(特に果樹の)花、開花(の状態)

それに対しflowerは、

flower
草花、開花

とあります。桜の花は、cherry blossom、アンズの花ならapricot blossom ですね。

iconic:象徴的な
regarded as:~と見なされる、~とされている
synonymous:同意語の、同義の

花といえば桜の事と同じ意味であると、synonymous with the word ‘flower’ と表現しています。

boisterous party

ところで、いつから花見でこんなにドンちゃん騒ぐようになったのでしょうか?
都心にいると場所取りや買い出しで大騒ぎ、揚句に大酔っ払い、、、みたいなことが多いですよね。

昔は庭に咲く桜を見ながら、静かに酒を酌み交わし、桜の散りゆく姿に人生のはかなさを感じていたんじゃないのでしょうか?

と思ったらどんちゃん騒ぎの歴史は結構古そうです。

江戸時代になると、花見は庶民の娯楽として広く行われました。
桜の季節になると、酒や料理を持ち寄り、日頃のうっぷんを晴らすがごとく、どんちゃん騒ぎをして楽しみました。

After the start of the Edo period, 400 years ago, blossom-viewing caught on as a form of entertainment for ordinary townspeople.
When the cherry blossom season arrived, people would gather, taking food and drink with them, and have boisterous parties.
For some people, this was a way to vent their daily frustrations.

なんと花見のどんちゃん騒ぎは、400年近い歴史を持つと考えてもよさそうですね。
どんちゃん騒ぎの宴会の事を、boisterous party なんて言うんですね。

ちなみにboisterous を辞書で調べると

boisterous
騒々しい、天候などが大荒れの

とあります。まあ日本人は騒々しいのが好きだからねぇ、ただ今と違うのは、食べ物は手作りで持ち寄ったのでしょうね。

そして、何と vent their daily frustrations とあるように、日々のフラストレーションをぶちまけるためだったんですね。
frustration を発散させるのは、動詞 vent を使うんですね。覚えておきましょう。

さて皆さんも花見楽しんでください。
アメリカの人たちがびっくりしても、boisterous party を楽しんでください。
「アメリカが独立した頃には、日本人は花見でどんちゃん騒ぎをしてたんだ」と酔っぱらった勢いで主張してみてくださいな。

それでは又!
See you next time!





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