英語を話す恐怖
英会話の一つの壁に、
「自分の話す英語が間違っているんじゃないか?」という心配がありますね。
だから、完璧主義者の多い日本人にとって英語を話し始めるのが難しい。
僕にもよく分かるなぁ~、その気持ち。
僕と一緒に外国人との打ち合わせに参加する後輩の一人は、
「英語が流暢な上司の***さんが同席する会議だと、英語をしゃべりたくない」
なんてボヤいています。
「じゃあ何か!俺とだと大丈夫ってことは・・・?」
追及するのはやめておきましょう。
さて、
「外人さんと話すことに意味もなく恐怖を感じる。」
というのもありますね。
日本人でも、初対面で怖そうな人だと話しづらいですけど、
日本語ならちょっと探りをいれて、
「なーんだ、顔はこわそうだけど面白い人だよ」
なんて分かって話が弾む事なんて良くありますね。
英語だと探りを入れるのが難しいから、会話がスタートしない、、、
そうすると冷たーい空気が流れて、ますます話せない。
じゃあそれは日本人だけか?と言うとそうじゃなさそうです。
ESL language studies abroadというサイトの中に
10 steps to overcome your fear of speaking in a foreign language
- 外国語を話す時の恐怖を克服する10のステップ
という記事があるのを発見したので、参考になりそうな部分を選んでみました。
Understand your fear
- 恐怖を理解する
To relax, ask yourself how you feel when a foreign person makes an effort to speak your language. Hopefully you would not judge them negatively.
- hopefully:願わくは、できれば
リラックスするために、外国の人が我々の言葉を話す努力をしているところを感じよう。
それを否定的に感じないでほしい。
外国の人も外国語をはなすのはやっぱり怖いんですよ。
自分だけじゃないと理解することが大事じゃないかな。
Practice your listening
- リスニングの訓練をする
Working on your listening ability with foreign language media will always help your speaking.
- 外国語のメディアでリスニング強化に取り組むのは、外国語を話すのに役に立つ。
言われたことが分からないことはやっぱり怖いので、頑張ってリスニングに取り組みましょう。
The desire for perfection may be holding you back
- 完璧さを望みすぎない
You will never speak a language fluently without speaking a broken version of it first.
- ブロークンでも話をしないことには、絶対に流暢に話せるようにはならない。
これは特に日本人には、大事なポイントですね。
「ええっ?こんなブロークンな英語でこんなにコミュニケーション取れるの?」
なんていう人がいるんですよ、世の中には。
流暢に話す以前にコミュニケーションを取れるかが問題ですからね。
Smile
- スマイルは大切
You will get a much better response if you approach the conversation with a smile.
- 会話を笑顔で始めると、よい反応が返ってくるだろう。
これは、とっても大事ですね。恐怖で顔が引きつっていると会話も上手くいきません。
キーワードは、スマイル!
One-on-one conversations are easier
- 1対1の会話から
When a group of native speakers get together, the conversation will usually speed up and become more complex. One-to-one conversations are easier.
- ネイティブのグループでは、会話は早く内容も複雑だ。1対1の会話の方がやさしい。
確かに、ネイティブのグループに一人で入るのは、自信喪失するのがほとんどだと思いますね。いつの日かネイティブのグループの会話に入れるように頑張りましょう。
まあ今回は、「外国の人も僕たちと同じように色々悩んでいるんだ」と思えたことだけでも収穫でしたね。
イイスゴトスマシタ
そうそう、随分昔の事を思い出しました、、、
あれは、まだ僕が英語を話せるようになろう なんて決意する前、、、遠い昔。
ヨーロッパのお客さんが工場見学に来るので、僕たちが製造している製品の説明を頼まれたんです。
「英語なんて話せないよ」
と言った僕に、通訳する人が来るから大丈夫と説得されて、、、
大柄な威厳のある白人のお客さんが数名、僕らの工場にやってきました。
通訳の人が同席して、僕はいつものように日本語で話をしました。
「~がこの製品の特徴です」
などと説明を終えた僕に対して、一人の白人の紳士が、
「ア・ナ・タ。イイスゴトスマシタ」
と日本語で話かけて握手をしてきたんです。
「イイスゴトスマスタ」
あのオジサンの言葉ですが、長い間 僕にとって謎のキーワードだったんです。
そうか ! あのオジサンは、
「Good job !」と言いたかったのか!
と分かったのはそれから随分時間がたった、僕が英語を学び始めた後の事でした。
でも、あのオジサンも日本に来る前に勉強してたんだな~
みんな同じなんだな~
僕らも頑張りましょうね。
では、また!
See you next time!