リスニングの効果的な学習方法

c360_2016-04-11-18-21-00-3811

リスニングの学習方法

英会話を習得する上で、リスニングを攻略するのは大変です。
「日本人は、英語ができないと言うけど、英文を読めば解る人が多い?」
というのもある意味不思議なのかもしれませんね。

外国の人で、日本語が達者な人はいますけど、会話でなく文章になると苦手だというケースは多いですね。
例えば、けっこう流暢に日本語が話せて、通訳をしてくれる外国人でも、ホワイトボードなんかに議事録を取ると途端に元気がなくなる人が多いんじゃないかな。

日本人はその真逆ですね。
英会話ができないなんて言いながら、ちゃんと難しい英語の文章を理解したりする人も多いのではないでしょうか。

じゃあリスニングの何が難しいのか?
リスニングが出来るという事は、決められた時間内に話された文章の意味を理解できるという事になるのでしょう。

じゃあ何でできないの?
時間内に文章の意味を理解できない要因としては、
・発音された順番で英語が理解できない
・知らない単語がある
・知っている単語でも音で聞くと違うものに聞こえる
あたりになるのでしょうか?

リスニング学習の違い

さてそんなリスニングの学習ですが、実は教える側にも意見の違いがあるみたいです。

僕は、NHKラジオの実践ビジネス英語を結構長い間聞いてきました。
この実践ビジネス英語テキストには、「テキストの利用のしかた」として、以下の注意書きがあります。

最初はスクリプトを見ないで、ビニエットを聞きます。音に注意を集中させましょう。訳と解説の時に初めて文字を追うようにしてください。事前にビニエットを読んでしまうと、自分の持っている英語の読み方のくせなどが邪魔になり、正しい発音やイントネーションがうまく頭に入らないからです。会話のスピードが速すぎてよく理解できなくても、あきらめてはいけません。

僕はその通りだと思って、最初は英文を見ず、まず音声を聞く事に注力してきました。

でも、ENGLISH JOURNALの「使える英語への正攻法」に以下の事が書かれているのを発見したんです。

先月号で「リスニングは、読み込んだ文を聞くことから始めよう」と書きました。
リスニングを鍛えるには、数をこなすことが効率的と言われますが、「意味のわからないものを何度も聞く」よりも、「意味がわかったものを何度も聞く」方がより効果的だと思うからです。

そして生徒さんたちに指示している手順を、以下の様に紹介しています。

①「リーズニング」を行い、英文の細かい部分まで理解する
②英文を見ずに音声を聞いて、聞き取れなかった箇所に下線を引く
③英文を見ながら、シャドーイングやオーバーラッピングを行う
④英文を見ずに、シャドーイングを行う

「リーズニング」って何?と思いますが、

リーズニングとは、各文の構造や、使われている冠詞や前置詞の意図などの細かい部分まで、理解しながら読んでいく方法です。

と解説されています。reasoning のことですかね。

そして、「シャドーイング」や「オーバーラッピング」はリスニング学習ではよく聞かれますが、以下の様に説明されています。

「シャドーイング」とは、聞こえてくる音声から少し遅れて声を出して繰り返す練習法、「オーバーラッピング」は、音声に自分の声をピッタリと重ねて読む練習法です。

うーん。2人のセンセーの意見が違いますねぇ。
でも冷静に判断しましょう。何と言っても50代ですからね。焦ってはイカンのです。

まず、杉田先生の意見を尊重しましょうよ 皆さん。
最初はテキストを見ないで音声を聞く。
ただし、分からないままダラダラ繰り返し聞かない。
という事でしょう。

手順を整理

僕なりに手順をまとめてみました。リスニングする英文の難易度によって使い分けましょうか?

英文がある程度聞き取れる内容の物

1、テキストを見ないで、音に注目して英文を 1~3 回聞く
2、テキストの英文の聞き取れなかった部分に下線を引く
3、下線部の英文を確認し、初めて出会った単語か、音声変化等で聞き取れなかったのかを調べる
4、それらを色分けし、初めて出会った単語はしっかり辞書を引く
5、テキストを見ながら、英文を聞く。音声変化等で聞き取れなかった部分は、英文を聞き、前後関係からその理由を突き止める
6、英文を見ながら、シャドーイングやオーバーラッピングを行う
7、英文を見ずに、シャドーイングを行う

英文の難易度が高く全体的に聞き取りが難しい内容の物

1、「リーズニング」を行い、英文の細かい部分まで理解する
2、テキストを見ずに英文を聞 1~3 回聞く
3、テキストの英文の聞き取れなかった部分に下線を引く
4、下線部の英文を確認し、初めて出会った単語か、音声変化等で聞き取れなかったのかを調べる(1で新しい単語は調べておく)
5、テキストを見ながら、英文を聞く。音声変化等で聞き取れなかった部分は、英文を聞き、前後関係からその理由を突き止める
6、英文を見ながら、シャドーイングやオーバーラッピングを行う
7、英文を見ずに、シャドーイングを行う

シャドーイングやオーバーラッピングの回数は多いほうがいいでしょうから、やる気次第ということで、、、

どうでしょう?

確かに、全く分からない英文を何度も聞いても効率的でないかもしれませんね。
僕もダラダラ聞くのはもうやめて、何故聞き取れなかったかを把握することに注力します。

でもまあ、一番大事なのは、あきらめないことなんでしょう。
ダラダラ聞くのをやめて、ついでにリスニングもやめてしまわないようにご注意を、、、

では、また!
See you next time!




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ブログランキング参戦中!
いつも訪問ありがとうございます!

Pocket