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オバマ大統領の広島での歴史的スピーチ

オバマ大統領の広島での歴史的スピーチ

現職のアメリカ大統領として初めて、オバマ大統領が広島を訪れスピーチをおこないましたね。
新聞報道等にあったように17分に及ぶ長いスピーチでした。
せっかくですから、オバマ大統領は英語で何と言ったのか、調べてみましょう。
ニューヨークタイムズのサイトに、a transcript of President Obama’s speech in Hiroshima, Japanがありました。
後半部分を引用します。

We’re not bound by genetic code to repeat the mistakes of the past. We can learn. We can choose. We can tell our children a different story, one that describes a common humanity, one that makes war less likely and cruelty less easily accepted.

私達は遺伝子によって、過去の過ちを繰り返すように縛られてはいないのです。私達は学ぶことができ、選択することができるのです。私達は、子供たちに別のストーリーを話すことができるのです。共通の人間性を描いたり、戦争の可能性を減らし、残虐さを簡単には受け入れたりしないストーリーを。

We see these stories in the hibakusha. The woman who forgave a pilot who flew the plane that dropped the atomic bomb because she recognized that what she really hated was war itself. The man who sought out families of Americans killed here because he believed their loss was equal to his own.

私達は被爆者の方々の中に、これらのストーリーを見出しているのです。原爆を落とした爆撃機のパイロットを許した女性がいます。なぜなら彼女が本当に憎んでいたのは、戦争その物だと理解したからなのです。ここで殺された米国の人達の家族を捜し出した男性がいます。なぜならその米国の人達が失った物は自分が失ったものと同じであると信じていたからです。

My own nation’s story began with simple words: All men are created equal and endowed by our creator with certain unalienable rights including life, liberty and the pursuit of happiness. Realizing that ideal has never been easy, even within our own borders, even among our own citizens. But staying true to that story is worth the effort. It is an ideal to be strived for, an ideal that extends across continents and across oceans. The irreducible worth of every person, the insistence that every life is precious, the radical and necessary notion that we are part of a single human family — that is the story that we all must tell.

私自身の国のストーリーも、シンプルな言葉から始まったのです。「全ての人は平等に創られ、創造主によって一定の奪われることのない権利を与えられている。その中には、生命・自由・幸福の追求が含まれている」
この理想の実現は決して容易ではありませんでした。私達の国内においても、また私達の国民の間でさえそうでした。しかし、このストーリーに忠実であろうと努力する価値があるのです。それは、努力をするに値する理想であり、大陸そして海を越えて広がってゆく理想なのです。全ての人々にとって削減できない価値であり、全ての生命は貴重なのだという主張なのです。私達は一つの人類という家族の一員であるとの根本的で、なくてはならない考えなのです。それこそが、私達が伝えなければならないストーリーなのです。

That is why we come to Hiroshima. So that we might think of people we love. The first smile from our children in the morning. The gentle touch from a spouse over the kitchen table. The comforting embrace of a parent. We can think of those things and know that those same precious moments took place here, 71 years ago.

だから私達は広島に訪れるのです。だから私達は愛する人に思いをはせるのです。自分の子供たちの朝一番の笑顔、食卓越しの夫や妻との優しい触れ合い、親との心安らぐ抱擁に思いをはせるのです。
私達は、71年前にもここで同じように貴重な時があったということを思い浮かべることができます。

Those who died, they are like us. Ordinary people understand this, I think. They do not want more war. They would rather that the wonders of science be focused on improving life and not eliminating it. When the choices made by nations, when the choices made by leaders, reflect this simple wisdom, then the lesson of Hiroshima is done.

亡くなった人々は、私達と同じような人たちです。普通の人には分かることだと私は思います。彼等は、もう戦争は望んでいません。彼等は、科学の驚異は生活を排除するためではなく、生活の向上に焦点を当てて欲しいと思っているでしょう。国々やその指導者が決断を行う時、この明快な知恵が反映されれば、広島の教訓が生かされるのです。

The world was forever changed here, but today the children of this city will go through their day in peace. What a precious thing that is. It is worth protecting, and then extending to every child. That is a future we can choose, a future in which Hiroshima and Nagasaki are known not as the dawn of atomic warfare but as the start of our own moral awakening.

世界はここで永久に変わってしまいました。しかし、本日この街の子供たちは、平和な一日を過ごすでしょう。何と貴重な事でしょう。それは守る価値のある、またすべての子供たちに広めていく価値のある事なのです。
そして、それは私達が選ぶことのできる将来であり、広島と長崎は核戦争の夜明けとしてではなく、私達の道徳的目覚めの始まりとして知られるようになる将来なのです。

以上がスピーチの後半部分でした。

オバマさんの広島行きには色々議論があると思いますが、将来志向でスピーチを語れるのは素晴らしいですよね。

僕が広島平和記念資料館に行ったのは、もう20年以上前の事だったと思います。
やっぱりショックでしたね。
もし広島に行く機会があったらぜひ立ち寄りたいところだと思います。

広島平和記念資料館のサイトhttp://www.pcf.city.hiroshima.jp/