副詞句と時制の問題
僕の息子は、高校三年生。
いわゆる受験生ですよね。
進学にあまり興味のない僕は、あまり勉強に口出すことはないんです。
でも本人は、だいぶ大学受験を気にしている様子、、、当たり前か?
そんな彼が、先日僕に英語の文法についてボヤキをぶつけてきたんです。
それは、時制の問題。
「時・条件を表す副詞節の中では、現在形を使う」って何よ?
と訳が分からん風の息子。
「現在形でも、未来形でも会話では通じるんじゃないの?」
とそっけない僕の返事に、
「それでは、受験では×なんだよ」
それは、ごもっとも、、、
という訳で文法書を調べてみたんです。
ロイヤル英文法―徹底例解
「時・条件を表す副詞節の中で(現在形を使う)」 とある
I’ll tell her the truth when I see her tomorrow.
(あした彼女に会ったら、本当のことを言おう)
Are you going anyplace if it is fine next Sunday?
(こんどの土曜日が晴れだったら、どこかへ行きますか?)
と記載された下に注があり、
when, ifと未来時制:
名詞節・形容詞節では未来のことを言うのには未来時制が使われる。
I don’t know if there will be a rise in tuition. [名詞節]
(授業料の値上げがあるかどうか、わからない)
The day will come when we will all have robots. [形容詞節]
(みんながロボットを持つ時代が来るだろう)
主節のwillとの重複を避けて現在形にすることもある。
と書かれている。
確かに分からないよな~
じゃあ英語の文法書ではどう記載されているんだろう?
Essential Grammar in Use with Answers: A Self-Study Reference and Practice Book for Elementary Learners of English
We use the present ( I am / I go etc. ) with a future meaning after when :
・When I get home this evening, I’m going to have a shower.
( not ‘ When I will get home’ )
・I can’t talk to you now. I’ll talk to you later when I have more time.
If we go… If you see… etc. の項では、
After if, we use the present ( not ‘will’ ). We say: if you see …( not ‘ if you will see’ ):
・If you see Ann tomorrow, can you ask her to phone me?
・If I’m late this evening, don’t wait for me. ( not ‘if I will be’ )
・What shall we do if it rains? ( not ‘if it will rain’ )
と書かれていますね。
We use the present.
というのがいいですね。
「理屈じゃなか!こうやって使ってるもんね!」
といったところでしょう。
まあ、
基本は「if やwhenの中では、未来のことを現在形で表す」
と覚えておけばいいんでしょう。
基本を押さえて、
「名詞節や形容詞節の場合は未来形で表す」
と考えておいた方が良さそうです。
まあ、英語の時制は
「話し手の話題に対する時間の順序を表すのに神経使う」ように思えるので、
順序が関わらない「名詞節や形容詞節」ではフツーに未来形を使うのでしょうか。
英語を勉強すると、「外国の人と知り合えて人生を豊かに出来る」と思う僕ですが、
受験勉強が本質を曇らせないよう願うばかりであります。
ではまた次回!
See you next time!