うぐいす
すっかり春めいてきた今日この頃、先日 今年初めて鶯が鳴いているのを聞きました。
鶯のさえずりは、求愛行為のためだと僕はずっと思っていたんです。
ところが、ウィキぺディアによると
さえずるのは縄張り内を見張っているオスで、「ホーホケキョ」が他の鳥に対する縄張り宣言であり、巣にエサを運ぶメスに対する「縄張り内に危険なし」の合図でもある。「ケキョケキョケキョ」が侵入した者や外敵への威嚇であるとされており、これを合図に、メスは自身の安全のためと、外敵に巣の位置を知られないようにするためにエサの運搬を中断して身をひそめる。
とあります。
純粋な求愛のさえずりとは少し違うようですね。
「ここは俺の縄張りなんだ!」と叫んでいるんですね。
- 縄張り:territory
平地にて鳴き始める季節が早春であることから春告鳥ハルツゲドリの別名がある。
とあります。確かに春を告げる鳥ですね。
- 春告鳥:spring-announcing bird
ところで、ひばりは英語だとlarkですね。
じゃあ鶯は?
英和辞典によると
Japanese bush warbler 、 Japanese nightingale
Japaneseと付いているところを見ると、鶯は西洋にはいないのでしょうか?
ウィキぺディアの英語版では、
The Japanese bush warbler (Horornis diphone), known in Japanese as uguisu (ウグイス), is an Asian passerine bird more often heard than seen. Its distinctive breeding call can be heard throughout much of Japan from the start of spring.
The beauty of its song led to the English name Japanese Nightingale, although the Japanese bush warbler does not sing at night as the European nightingale does. This name is no longer commonly used.
- Asian passerine bird:アジアのスズメ目の鳥
distinctive:特有の
breed:繁殖する
nightingale:ナイチンゲール
やはり基本的に日本の鳥ですね。
Nightingaleというと、あの有名な女性の看護活動家を連想させますけど、ナイチンゲールという鳥のことです。
うぐいす嬢
このあと、何と親切にも「うぐいす嬢」の説明までしてくれてます。
折角なので、「うぐいす嬢」を英語で説明できるように?しておきましょう。
An uguisu-jō (jō = woman) is a female announcer at Japanese baseball games, or a woman employed to advertise products and sales with a microphone outside retail stores. These women are employed because of their beautiful ‘warbling’ voices. They are also employed to make public announcements for politicians in the lead-up to elections.
- うぐいす嬢(嬢は女性の意味)は、日本の野球ゲームでの女性のアナウンサー、もしくは小売店の外でマイクロフォンを使って商品を宣伝したり売ったりする女性のことをいう。これらの女性たちは、その美しい鳥のさえずりの様な声のお蔭で雇われる。また、選挙活動の街頭でのアナウンサーとしても雇われることがある。
ところで日本版のウィキペディアには、日本からハワイに持ち込まれた鴬についての記述がありました。
日本から持ち込まれたハワイに生息している種の鳴き声(さえずり)は日本に生息しているものと比較して単純化されていると国立科学博物館の筑波研究施設が発表した。これはハワイでは縄張り争いや繁殖の争いが日本に比べて激しくないためと推測されている。
「うーん、ハワイは日本と比べてストレスが少ないんだろうな~」
などと僕がぼやいていたら、、、
「厳しい環境で練習するから、鳴き声も上手になるのよ」と女房。
なんとも女性は強いのでありますなぁ・・・