サミュエル・ウルマンの詩「青春」
50代ともなると、体力は目に見えて落ちてきますね~。
人間正直なもので、体力が落ちると気持ちも沈みがちですね。
でも、世の中は本当に広いもので 80歳でエベレストに登っちゃう人もいるんです。
僕も、50代も後半にさしかかったので、どうしたら若い気持ちを保ってチャレンジし続けるか興味があります。
三浦雄一郎さんが、半年後80歳でエベレストの登頂を控え 原因不明の体調不良に見舞われている時の気持ちを、私はなぜ80歳でエベレストを目指すのか (小学館101新書)
しかし、私は半年後、世界の誰もやったことのない80歳でのエベレスト登頂を達成し、晴れ渡った山頂から感謝の電話をかけている自分を、少しも疑いはしません。
今の私は、エベレストどころか東京の高尾山すら登れないでしょう。ケーブルカーを使っても厳しいはずです。それでも、半年後の自分の姿を疑うことはしないのです。
すごく明確なゴールイメージを持っていたことが分かりますよね。
そして、「なんでそんなにポジティブでいられるのか」の理由については、
結論だけを先に申し上げれば、私が明るくポジティブな理由は、目標があるからなのです。
と目標を持つことでポジティブにいられると書かれています。
ポジティブでいられること、つまり「心を若く保つ」には、目標を持つことがとても大切なんでしょうね。
心の若さと言えば、「青春とは人生のある時期を言うのではなく、心の持ち方を言う」で始まるサミュエル・ウルマンの有名な詩「青春」がありますね。
ここでは「青春」でなく「若さ」と読み取りたいんです。この詩の最初の部分を引用します。
Youth
Youth is not a time of life – it is a state of mind; it is a temper of the will, a quality of imagination, a vigor of the emotions, a predominance of courage over timidity, of the appetite for adventure over love ease.
No body grows only by merely living a number of years; peoples grow old only by deserting their ideals. Years wrinkle the skin, but to give up enthusiasm wrinkles the soul. Worry, doubt, self-distrust, fear and despair – these are the long, long years that bow the head and turn the growing spirit back to dust.
- state:状況
temper:気分、気質
vigor:活力
predominance:優越、支配
timidity:臆病
desert:去る
wrinkle:しわを作る
enthusiasm:熱意
self-distrust:自己不信
若さとは人生のある時ではなく、心の状態を言うのだ。意志、創造力、燃える情熱、臆病を却ける勇気、安易を捨て去る冒険心 これらを若さと言うのだ。
単に年を重ねただけで人は老いない。理想を捨て去る時に初めて老いるのだ。歳月は皮膚のしわを作るが、情熱を捨て去る時が心にしわを作るのだ。心配・疑い・自己不信・恐怖と絶望が、長い年月と共に頭をもたげさせ、精気ある魂も消え失せてしまう。
この詩の中では、
「理想や情熱さえ持ち続けることができれば、人は死ぬまで若くあり続ける」
と言ってますよね。
それを実践するためのノウハウが、三浦さんの「目標を持ち続ける」ことなのでしょう。
確かに三浦さんはとっても「若い」ですね。
よし、こうなったら毎朝自分の顔の写った鏡に向かって
「あなたの今の目標は何ですか?」
と問いかけるようにしたいと思います。
皺や髪の毛の薄くなってくことも気にしません、、、多少気になるけど、、、