50代から学ぶ英会話

食事の話 もずく

もずくの酢のもの

このところ、欧州のお客さんと食事をする機会が多いんです。
そして、僕らが欧州のお客さんと食事する際には、和食を選ぶことがほとんどなんです。
今、ヨーロッパでは和食ブームなので喜んでくれますね。

そういった場合、日本人数名・お客さん数名で食事をすることになります。
まあ、和食の説明は、英語堪能な営業マン(もちろん僕より年下です)に話題を振ることが多いのだけど、もちろん時には逆襲もある訳です。

先日 “ もずくの酢のもの ”が出された時のこと
いきなり僕より年配のYさんが、英語堪能なT君に
「もう“ もずくの酢のもの ”のご説明はしたの?」と振ってきました。

始まったーと僕は内心思ったのだけど、T君はさりげなく もずくを
「Japanese seaweed ウンヌン」
と説明して、
「そうですよねYさん」
と逆襲したのであった。

その逆襲にYさんは、
「沖縄のもずくが一番いいのだ」 というような事を、
沖縄の事も含めて英語で説明していました。

僕は、内心 もずくってどう収穫されるのだろう???
等々 疑問が湧いてきたのだけれど、
実はもずくについて何も知らない事が発覚したのであります。

まあ、外国のお客さんに和食を説明する上では、

の3点セットで説明すると非常にいいわけですね。

次回僕に振られる事を考えて、もずくについて調べてみました。

素材の【もずく】
・日本沿岸では冬から春にかけて繁殖する海藻
・1~3月にとれる若いものが美味
・沖縄産のものは太くてしっかりした歯ごたえの良品
・沖縄では養殖されている

海藻:seaweed
養殖、養殖する:farming,cultivate

【もずくの酢のもの】の効能
・血液さらさら効果あり
・ぬめり成分が胃粘膜を守って胃を保護する
・血圧の上昇を抑える
・コレステロールを下げる

血液さらさら:healthy blood、fluent and clean blood
胃粘膜:the coat of the stomach、stomach mucosa
血圧:blood pressure
コレステロール:cholesterol

【もずくの酢のもの】の作り方
・塩もずくはたっぷりの水につけて塩を抜き、水気をきって食べよい長さに切る
(生もずくは熱湯にくぐらせ冷水にとり、食べよい長さに切る)
・キュウリは細かい切り目を入れ、海水程度の塩水につけ、しんなりしたらひと口大に切る
・酢、みりん、砂糖、醤油、だし汁と一緒に火にかけひと煮立ちさせて冷まし、生姜汁を落とす
・もずく、キュウリを入れる

キュウリ:cucumber
酢:vinegar
みりん:sweet sake used as seasoning
だし汁:broth、soup stock
生姜:ginger

これで、逆襲されても一安心。
でもこんなに健康食品のもずくも英語にするとsea weed = 海の雑草 なのだ。
かわいそうなもずく君???

ところでこないだの食事では、“ もずくの酢のもの ”の後から出されたのは、湯葉だったのだ。

うーん、、、

湯葉については、また次回!
See you next time!

参考書籍
人気の日本料理酒肴事典―野菜・山菜・きのこ・豆腐・肉・卵「850レシピ」