中高年からの英会話 英語の学び方(3)

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主語と人称を意識する

以前、中高年からの英会話 英語の学び方(1)の中で、英語は主語をきちんと表現することが重要と書いた。
日本語は非常に共通意識が高いところで話されている場合が多いので、主語は語り手と聞き手で共通理解されているケースが多いのではないだろうか?
従って日本語では、主語を明確に言わないことが多い。

でも、英語は主語を明確に、普通は文頭に言わなくてはならない。

主語の人称について考えてみると、同じ内容を話すにしても、「私」 “I” から話すこともできるし「あなた」 “you” から話すこともできる場合が多い。

僕がビジネス英語における座右の書として、いつも参考にしている
もっと話せる絶対英語力! (角川oneテーマ21) ”(岡本 浩一著、角川書店)
の中で、

一般的に、同じ内容を you を主語とする疑問文と I を主語とする疑問文とで比べると、 I を主語にしているほうが、へりくだった丁寧な感じがするものである。次の二つを比べていただきたい。

・Will you lend me this book?
・May I borrow this book?

と記載されている。

またそのページの少し前に、”Do you mean…?”の使い方に対して

とくに、文冒頭の”Do you mean”というところを強く発音すると、「○○というわけなのか!」という反語のような言い方になることがあるからである。
そこで、そのような場合の丁寧あるいは無難な言い方として、次の二つをお奨めすることにしている。

・Do I understand that …?
・Would it mean…?

と人称を変えることを勧めている。

つまり同じことを話す場合でも、人称を変えると丁寧な響きになったり、ぞんざいな表現になったりする訳だ。
そのあたりを少し意識して、難しいと思わずに、日本語との違いを楽しめると英語が面白くなりますよ。

もっと話せる絶対英語力! (角川oneテーマ21)







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